10ks!~KAT-TUNと見た景色~①
「この景色、一生忘れない!!!」と、叫んだ中丸雄一の声を、私もきっと一生忘れない。
「絶対ココに戻って来るからな!!」と、男らしく叫んだ上田竜也の声も。
抜けて行った3人にも感謝している、と言って、「ありがとう」と、その身体を二つ折りにして、深く深く頭を下げた、亀梨和也の姿も。
「ヤンチャ」「不良」と称され、世間からは怖そうなイメージを持たれ続けてきたKAT-TUN。
そのイメージのままだった時代もあった。
だって、昔の彼らを見てみると(イケメンであることには変わりないけれど)どいつもこいつも完全にただのチャラ男。
「ワイルド」を地でいくグループ。
それこそがKAT-TUNの「らしさ」であり、カラー。
だからそのままでいい、それがKAT-TUNの魅力なのだから。
思う存分にオラオラしていてほしい。
ギラついて、チャラチャラしていてほしい。
ファンに媚びたりしなくていい。
だってそうじゃなくちゃ、KAT-TUNじゃない。
そんな風に思っていた。
当時、私にとってのKAT-TUNはそういう人たちで。
そうであってほしいと思っていた。
もちろん、世間の言うイメージよりはもっと、「本当はそうでもないところ」だって知っていたつもり。
昔から、可愛いところだって沢山あって、今でもその当時の面影が垣間見えることだって多々ある。
ついこの前、10ksのオーラスを終えてから、まだ6人だった時のDVDを数年ぶりに引っ張り出して観た。
「Break the Records」。
KAT-TUNって、記録を破り続けてきたんだよね。
デビュー前から、1日の最高公演数を塗り変えて。
CDデビュー目前に東京ドームでの単独ライブをして。
このくらいの頃までは私も、「すげぇ!!KAT-TUNってやっぱすごいんだ!!やっぱ他とは違うよね、そうだよね!!」なんて単純に思っていた。
だって私はデビューを心待ちにしていた人だったから。
素直に嬉しかった。
Jr.の時から追っかけてると、デビューには複雑な感情を抱くヲタも多いみたいだけど。
私はJr.時代はただの茶の間でしかなかったからそういうのは皆無で。
…だったんだよね、このくらいの頃まではね。
そしてこの時のツアーで、東京ドームで8日間連続公演を達成。
私はこのあたりからちょっと、ちょっとだけ…いや、割と?かなぁ。
うんざりしてきていた。
「史上初!!」「新記録!!」みたいなの、もういいやって思った。
まぁ、思いながら東京は8日間全て通い詰めたんですけど、えぇ。
だってほら、日替わりメドレーとか言うんだもんね、行かないとそれはって。
まぁ、このあたりについては追々。
なんかやたらセットもド派手で、豪華な演出、うちらも慣れてきちゃってて。
「はいはーいわっかりましたぁ」
「まぁたお得意のそーゆう感じね、おっけーぃ」ってなってた。
うん、この頃はなんかそういうとこ冷めてたなぁ。
1582は大好きですけど!!!
…なんてことを思い出しながら観ていたんですね。
6人の時のこと、久しぶりに思い出して思ったわけですよ。
当たり前のことなんだけど、これはこれでKAT-TUNだなぁって。
ラストのNEIROなんか、赤西明らかに「こんなくそダセェ衣装着れっかバーカ」みたいな雰囲気で、1人だけ羽織りもせずにね、カッコつけてんだけど。
「ありがとう」って言ってるけど、おめぇそれ絶対本心じゃねぇだろみたいなこと、今観ても思ったよあたし。笑
この時のKAT-TUNを、今観たから思うのかな?
いやたぶん、そうじゃないと思う。
KAT-TUNだって、この頃まだ、うちらに対しての感謝なんて、たいしてないと思う。
ただうちらは、カッコイイきゃー!!って追いかけてたけど。
それが彼らには当たり前だったんだと思う。
だってデビューから凄いね、記録いっぱい作って、って。
こんなジャニーズ他にいないよ、さすがだね!って。
世間からそんな風な評価を受けて、赤西も1度留学には行った後だけど戻って来て、まぁ順風満帆なデビュー後ですよ、いまのとこ。
そりゃね、TEN-Gにもなるんじゃないですか、っていう。
いやTEN-Gはもっと前のネタだけどもね。
そんなKAT-TUNだったから好きだった。
というのもひとつ、あるんだけど。
そんなKAT-TUNに、「うちら、想ってもらってんなぁ」なんて、感じたことなかったよね、この頃は。
そんなの、望んでもいなかったんですけど。
でも。
だからね、伝わるんだよ、今の3人の気持ち。
今、想ってくれてることは、よくわかるんだよ。
だから私は私の想いも届けたいと思ってこうして今更ブログなんて始めてみたりしちゃったんだよね。
まぁ。
私自身「KAT-TUNに対してそういう気持ちを抱いていた」ことを踏まえた上で、今後の記事をお楽しみいただきたく想います。
(ちなみに私は昔からメンバーのことは基本苗字で呼び捨てなので、ご了承ください。個人的に慣れ親しんだ呼び方の方が書きやすいので、そうさせていただきます)