10ks!~KAT-TUNと見た景色~⑤
名古屋のこと書くよ!とか言っといてなんですけど私、そんな詳細なレポはできないんですよ、最初にも言いましたけど。
ただ、全体のザックリとした感想って感じになるので、「なんだよ、そうじゃねぇんだよ」って方はぜひね、他の方のブログをご参照いただければと思います。
セトリとかはもう既に沢山の方が書いて下さっているハズなので今更って感じだしね。
私は、私が見た名古屋公演の書きたいことを書きます。
…とか言っといて、ほんとに覚えてない、1カ月ちょいしか経ってないのに。
でもそんなもんじゃないですか、初日とかって。
何度か入った上で、完全には覚えていなくてもなんとなくのセトリは頭に入ってる上で観るものと、全くの初見で観るのとじゃ、やっぱ違うというか。
たぶん名古屋のことだって、直後はバッチリ覚えていたはずなんですけど、今となってはオーラスの記憶で上書きされているもんで、それもあってあんまりちゃんと思い出せないです。
覚えてはいるけど、全体的にぼやっとしてる。
この日は全公演通して唯一のアリーナ席だったんですね。
だから、全体像なんてそもそも見えてないし、目の前のものを見ることで精一杯だったので、それもあるかと。
とりあえずかろうじて、船だということはわかった、くらいのレベル。
まさか自分がいた場所の全体像は錨に見立てられていたとは想像もしてませんでした。
船なんですよ、海賊船。
それに乗って、モニターに映し出される荒波をバックに3人がやってきてね。
それくらいは理解したんだ、名古屋では。
ふと我に返った時に「好きなアイドルに向かってファンがこぞってピストル振りかざしてやがる」という光景にちょっと面白くなった。
そしてその後なんか、3人もピストル向けて来るし。
まさかの銃撃戦勃発。
昔は「こちとら金払って観に来てるっつーのに声が足りないと殺されんのかい」って思ってた。
変わらないKAT-TUNイズムに安心。
ちなみにこの日の私の印象をひとことで言い表すならば
「なんか上田竜也をいっぱい見かけた日」
というイメージで記憶されていますね。
アリーナの下手側の席だったんですよ、とにかく上田がいっぱい来ました。
そして来る度に「イケメン!!!!!!」って騒いでいました。
ただ亀梨くんが「うなぎパイ」を連呼していたことは覚えています。
「うなぎパイは静岡だよ…名古屋にはひつまぶしがあるけど、うなぎはうなぎでも違うんだよ…」という気持ちでずっと見てました。そんなことは覚えてる。
「亀梨が言うとうなぎパイってなんか卑猥なモンに聞こえる…!!!!!」とも思ってました。
ちなみに今日職場でうなぎパイ買って来てくれた子がいたので食べましたが、パッケージに「夜のお菓子」って書いてて、あながち間違ってなかったかな、って。
何度も食べたことあるけど、初めて知った、「夜のお菓子」。
ちなみにちょっとGOLDについて語ろうと思うんですけども(唐突)
この曲はもう、Jr.時代から歌われ続けている曲ですけど。
今でも根強い人気でして、ファン投票でも見事ランクイン。
この曲の元祖を観たい方は是非ともKAT-TUN Live 海賊帆を…(しつこい)!!!
THE KAT-TUN。まんま。
KAT-TUNがGOLDを歌うとなると、やっぱりあの衣装を想い浮かべるヲタは多いはず。
「あの衣装」を知りたい方は是非とも(以下略)
コレね、印象としてはやっぱり6人が強いんですよね。
私は、全然全くもって、6人至上主義ではないです(かと言って脱退アンチでもないけどね)。
このへんの、人数構成についてのアレコレはまたじっくり書きたいところなので今は端折りますけど。
でも、この曲はやっぱり6人。
ただひとつ言えることは、この曲って、田中聖の「俺がKAT-TUN海賊団船長 田中聖だぁぁ!!!!!」っていうシャウトと、かの有名な「声出せねぇなら命はねぇからな!!!!!!」とのセットで印象に残っていたんですよ、ずっと私の中で。
繰り返しになるけど、別に私6人が最高とかもう思ってなかったし、田中のことが特別好きだったわけでもなんでもないのに、その印象ってなかなか抜けなくて。
まぁ私が単純に海賊帆観すぎだったのかもしれないですけど。
だって実際、これ以外の曲でそんなに田中を想い浮かべたこととかないもんなぁ。
そんなだったのが今回、かき消されましたね、もうすっかり、跡形もなく。
上田竜也の「出航だああああああああああ!!!!!!!!」に、ちゃんと上書きされました。
ほぼほぼ英語なのに、こんなに歌える曲って私、コレか赤西のソロ曲(脱退前のね。脱退後のソロ活動についてはほぼ無知)くらいです。
ちなみに余談ですが、前記事に書いたルームシェアしていた友人は元赤西担の現eighterだったんですけど。
しょっちゅう一緒にカラオケ行ってはジャニーズを歌いまくっていたんですが、「eighterは英語の曲とか歌えないから。KAT-TUN英語の曲ばっかじゃん!!私英語無理だから赤西についていけなくなったんだもん」と言われて「え、そこ…(笑)」ってなった想い出。
ただその英語の内容についてはじっくり考えたことなかった。
私英語力ほぼ皆無なので自力では訳せないのですが、某ブログに訳詞を載せて下さっている方がいましたね。
勝手に貼れないのでアレなんですけど、なんかもうほんとKAT-TUN。
この曲のパフォーマンスとしての見どころは断トツで中丸雄一の低音でしょう。
個人的に私、中丸くんに対して「カッコイイ」という感情はほぼほぼ抱くことがありません(中丸担の方ごめんなさい…!!!)。
いや冷静に見たらそんじょそこらにはいないイケメンだということもよく存じ上げていますし、ダンスも歌声もボイパも素晴らしいことも、そのセンスや頭の良さやいろんな魅力もよくわかっているつもりです。
ただ、個人的な視点として、私にとって中丸は基本「カワイイ」なんですね。
でもこの低音だけはほんと、ゾクゾクするくらい好き。
海賊帆が発売された当時、そりゃあもう大袈裟じゃなくエンドレスリピート。
だってそれしか観るモノがなかった。
正確に言えばその前にも、初の単独コンサートのDVD(と、VHSもあった)は発売されていたんですけど。
お客様は神サマーConcert 55万人愛のリクエストに応えて!! [DVD]
完成度が違う。
もうね、海賊帆に比べたら神様なんてお遊戯会レベル。
ディスっているわけではないんです。
神様は神様で好きなところいっぱいあるし。
でも、初のコンサートはやはり演出の都合上できることも限られていて、メンバーだってコンサートを作ることに不慣れで、でも一生懸命で、必死で、そこが可愛くもあり、そのまだ成熟していない頃のKAT-TUNはそれはそれで今となっては貴重な1ページだと思ってはいますが。
そもそもツアータイトルのセンスのなさ。
いやこれをKAT-TUNが決めたのかどうかはごめん、知らない。
今となっちゃ9年目と4人をかけて「9uarter」やら、10周年とThanksをかけて「10ks!」やら、カッコイイじゃん。センスあるわ!!!
…と思ったけど、根本的な発想は変わってない気もする。
コンサートとしてのクオリティはもちろん、パフォーマンス然り、メンバーのビジュアル然り。
何が言いたいかって、海賊帆は永久保存版だということですつまり。
6人で出航したKAT-TUN海賊船を、ずっと見てきました。
そして、船員は続々と降りて行きましてね、今は3人。
海賊帆の時も、船のセットに乗ってたよね、6人で、って。
この曲で、あの時もスタートしたんだよね、って。
だから、全く同じではないけど、同じような船のセットに乗った時に、「やっぱり減った」という事実を感じるのは、うちら以上にあの3人なんだろうな、って。
そんなことを思いながら眺めてました。
ダンスのフォーメーション、ステージでの立ち位置、歌のパート割り。
それを見せてもらっているうちら以上に、実際に、確実に、「いた人がいなくなった」という事実を強く感じるきっかけが多いのは他の誰でもなくあの3人。
どういう気持ちで、どんな想いで今そこに立ってるの???
そういう想いで、私は見つめてましたね。
続いてのReal Face。
言わずと知れたデビュー曲。
説明不要かと思うので割愛しますけど。
一緒に踊れる曲が数少ないKAT-TUNにおいて、レアな振りつけ曲。
もう、亀梨くんと一緒にリアルの代わりに手に入れてきた土地の数は数えきれません。
これ、やらないコンサートなんてないのでね。
もう、毎度毎度お腹いっぱいだよ、って気もするんだけど。
でもこれもやっぱりやり続けるんだろうし、やり続けてほしい。
言われなくてもやるだろうけど。
その、やや聞き飽きた感のある曲ではあるんですけど。
だって間違いなくTVでも他のどの曲よりもやってるし。
やっぱKAT-TUNと言えばコレっていう、代名詞みたいなとこあるし。
でもこのリアフェが今回、ラストに繋がっていくわけで。
リアフェと同じくスガシカオさんが書いてくれた「君のユメ ぼくのユメ」にリンクしていくのでね。
こんなに深くリアフェ聴いたことあったかな、って勢いで、ちゃんと聴いたなぁ、ノりながらも。
初日で既に泣いたんですけど、プレワンからユメユメの流れと、挨拶で。
でもココで、もう泣かないって決めた。
だってKAT-TUNの挨拶に、うーん、なんて言うのかな、「やっぱり先行きは見えないんだな」っていう気持ちが見えたからね、改めて。
そうなんだろうな、って気はしてたんですけど、でもここでちゃんと本人たちの表情を見て、本人たちの言葉を聞いて「うん、あぁ、やっぱりそんな感じかぁ…」って、思ったんですよね。
それなら、泣かないで終わろうと思ったんだ、この時に。
今後、何年か分からない、とにかく長い間、あんなに「LIVEが好きだ」って強く強く言っている人たちが、それをできなくなるんだなぁ、と。
そう思った時に、泣いてる場合じゃないんじゃないかな、と。
泣きたいよ、本当はもうめちゃめちゃ大声出して泣きたい気持ちでいっぱいで、悲しくて寂しくて悔しくて仕方ないよ、って思いながらも。
でも、あの人たちが一番好きだという場所で、「泣かせてしまった」「ファンを悲しませてしまった」っていう光景を焼き付けることになってしまうのは、それは良くないんじゃないかと。
だって、こんな形になってしまったけれど、これは10周年のお祝いであることは確かなんだから。
それならできるだけ笑顔で過ごそう、って思いました。
だから帰り道、「あ~~~もうこれヤバイ、オーラスどんだけ泣くんだろう」って言った友達に、本当は同じ想いは抱えてたんですけど「あたしは、もう今回のツアーは泣かない!!!」って宣言したんでした。
まぁそんなん全然無理だったわけだけども。